社長が週末になって、「今週はやたらと忙しかったが、大事なことはきちんとできたかな?」と思ったことはありませんか。 「今週実行しようと思ったことの、半分も出来ていない!」と思ったことはありませんか。 いつも意識して、自分のタイムマネジメントをしていないと、しばしばこのような残念な結果に陥ってしまいます。 実際、社長は経営の先頭に立っているのですから、ご自分の意識・行動は「今、会社にとって重要度・緊急度が高い業務の処理」に向けられていなければなりません。 そうでなければ、社員の意識・行動もゆるみがちになってしまうでしょう。 プライオリティー・マトリックスの勧め そこで、プライオリティー・マトリックス(通称Pマトリックス)によるタイム・マネジメントの方法をご紹介します。 通常、月間・週間・日の単位で、なすべき仕事を重要度、緊急度の2軸で判断し、優先順位をつけて、大切なことから処理する方法です。 月間Pマトリックスでは9象限を使いますが、週間・日では実用上4象限で十分です。ここでは、4象限のマトリックスで説明します。
このように週間計画を立てるときに、実施予定業務項目をマトリックスに割りつけて判断します。優先度1位は重要度・緊急度ともに高い業務・2位は重要度が1位ほどではないが、とにかく緊急に処理すべきクレーム処理等の業務、3位は重要度が高く、緊急度が1位ほどではない業務。これは、毎日の業務でも同じで「Pマトリックス」による整理・判断は、2〜3分でできます。この効果は優先度の高い仕事の判断ができ、確信を持って仕事の処理に取り組めるため、社長の精神衛生上おおいに役立ちます。また、社員の動きも社長の業務優先度に合ってきます。
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