愛社精神の強化 |
“愛についてさえ、企業が 教育しなければ”の現実と効果
ある会社では、毎日のように幹部社員と一般社員が対話をしていて、時間ロスから見ると大変な損失であるにもかかわらず、この業界で一桁違いの高収益を10年以上続けている会社のテーマがなんと、「愛」です。
“なぜ、自分が働いているのか?”
“なぜ自分がこの会社で頑張る必要があるのか?”“なぜ自分を成長させることが社会に役立つのか?”などを真剣に議論し、そのテーマを自身の行動の仕方に、しかし理屈通りに行かない現実で、また対話に戻り、そこから、“何を頑張るのか”が具体的に生まれてくるので、皆いつも前向きな社員達であるのです。
厳冬の苦しい経営での 玄人づくりに向かう
労働法の制限など、中小企業経営には厳しい現実がありますが、“仕事を尊ぶ人”という意味での玄人育成は、社員育成の重要な位置づけであり、“仕事を尊ぶ”原動力は愛すること、愛されることであり、会社の成果にも効果的であることが、この会社では検証されており、一つの改善事例といえます。
一昔前デジタル情報やインターネット情報の無い時代に情報収集は、“人から学ぶ”しかなく、必然的に社内コミュニケーションが組成され、意思統一が図られたものですが、その根幹は自身の存在性と直結できるが故の帰属意識からくる愛社精神でした。
今、このような帰属意識の希薄な時代には“愛社精神”に通ずる愛について教育する必要がそこにあります。また社内の情報伝達にはメールによるよりも“目的に添った対話と議論の尊重”による対面による対話の良さも見直してはどうでしょうか。
|