業務の固定化による膠着状態 何事においても膠着状態が続くと良くありません。企業にとっては、なおさらです。 特に中小企業では従業員数が少ないため、業務の固定化が起こりやすく、良い意味では、スペシャリストが育ちますが、一方において脅威的な膠着状態も起こります。 何が膠着状態の原因となるのか? 同じ業務を長年反復していると、「外部取引関係者との固定化、取扱商品の固定化、時間配分の固定化」などによって、意識の柔軟性が欠落し、新しい事へのチャレンジ精神が低下しやすくなり、現状からの脱却が出来ない膠着状態が続くこととなります。 では、どのように脱却するのか? リーダーの最も重要な仕事は、常に改革のグランドデザインを描くことであり、“そのことが達成されたならば・・”と従業員を達成に導くことが大切となります。 組織を膠着状態から脱出させるには、明確に「価値あるグランドデザインと達成の道しるべ」を打ち出さなければなりません。 すなわち、従業員の固定観念を打破することで、改革意識を臨界点に導くのです。 具体的な行動は? 固定観念を打破する具体的な行動の変化として、人事組織の変更や担当者の業務の変更にとどまらず、資金の使い方や会議の運営方法の変化など経営資源の組替えを大胆に実行し、安定から不安定化を意図したリーダーの強い行動の変化こそが、膠着状態から抜け出す大きな転機となります。
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