正しい日々の記帳により信頼のある会計帳簿を作成しましょう

節税はもちろん、会社を発展させるために必要な事です

 

会社を発展させるためには、合理的な経営計画を立て、それを従業員に理解させ、実行させることはいうまでもなく大切でしょう。その合理的な経営計画を立てるには、資料が必要になるわけです。その資料作成のもととなるものは、日々の記帳により作成された帳簿といえましょう。

また、銀行から事業資金の融資を受ける際にも、その融資の必要性をデータで説明した資料が必要になります。その資料を作成するもととなるのは、やはり日々の記帳により作成された帳簿です。 

さらに、節税をするにあたっても、会社の業績を速く正確に把握しておかなければなりません。その業績を把握するための元となる資料も、日々の記帳により作成された帳簿となるわけです。

会社の規範である商法では、会社は毎決算期ごとに、次の書類を作成することと定めています。
  
@ 貸借対照表
A 損益計算書
B 営業報告書
C 利益処分または損失処理の案
  

これらの書類の作成に当たっても、日々の記帳により作成された帳簿が基礎となることはいうまでもありません。

 この作成すべき必要な帳簿としては、次のような帳簿があげられます

 

 
帳 簿 の 種 類

記   載   内   容

@現金出納帳 取引年月日、事由、出納先および金額、日々の残高を記入します
A当座預金出納帳 口座別に取引年月日、事由、支払先および金額を記入します。
B手形記入帳 受取手形、支払手形別に取引年月日、事由、相手方および金額を記入します。
C売上帳

取引年月日、売上先、品名、数量、売上金額を記入します.店頭現金売 りは、売上総額によっても差し支えありません。

D仕入帳 取引年月日、仕入先、品名、数量、仕入金額を記入します。
E得意先元帳 売掛先、仕入先ごとにCDの項目および残高を記入します。
F固定資産台帳 土地等のほか、減価償却資産について個々の資産ごとに取引年月日、取得価額、償却額、帳簿価額を記入します。
G総勘定元帳

勘定科目ごとに記入しますが、取引事項の多い勘定については補助簿を設けて記入します。 例えば、借入金について同じ人との取引が多いときは借入金勘定のみの補助簿を作成し、その各月の借方、貸方の合計額および残高を総勘定元帳に移記します。

H経費明細帳 給料手当、法定福利費、通信費、水道光熱費等経費の科目ごとに取引年月日、事由、金額等を記入します。

(注) これらの帳簿は、原則として7年間保存しなければならないこととなっています

 

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